家に帰ろう(5)の感想

2008.12.24 Wed 23:39
米田鷹雄


お見合い会場は大混乱のバタバタぶり。
皆本からの連絡を受けた紫穂の表情が妙に大人びて見えたのも成長か?
パンドラがもっと活躍するかと思いきや、今回は顔みせの引っ掻き回し役としてのワンポイント起用でしたね。
変わらない兵部を出すことで、変わってきたバベルの面々と対比させるというところだったのでしょうか。

で、その兵部と皆本の絡みに鼻血するパティ、自重しろとw
が、これ、ちょっと深読みすると、面白いかも。
というのは、パンドラにおいて、澪は皆本を気に入っているし、コレミツは澪がそういうならと、それを許容。兵部は=ツンデレ=皆本の事を実のところ“期待”している、という皆本のことを認めている一派がいるわけです。パティも動機が不純とはいえ、皆本を許容できるのだとすると……。
あの未来を回避できる道筋というのは、薫を女王としないことではなく、“パンドラの”女王から“バベルの”女王にすることであり、パンドラからバベルに(正確にはバベルにいるままの薫に)離反する超能力者が出るという方向で実現するのかも? なんて想像を膨らませてみたりするわけですw

で、皆本のほうはお見合い相手と、甘酸っぱい記憶が……と思ったら、ちっともそうじゃねぇw この外し方はさすが椎名先生というべきかw
思い出したのが薫のせいwということなので、そもそもなんで皆本が断りきれなかったのかというのは、一抹の疑問はありますけど。
この相談内容というのが何なのか、気になるところ。ちょっと読めませんねー。

さらに皆本×薫(薫×皆本?)には順調にフラグが。
面白いと思ったのは、皆本が未来の薫を「あの女性」と呼んでいること。
彼の中では、今の薫と未来の薫を、断絶した別個のものとして捉えることで、自分なりに感情を整理していたんでしょうね。
そりゃ、被保護者として面倒を見てる小学生が、将来、自分の恋人になるなんてこと、普通は自分自身に引きますわな(ただし、普通でない谷崎主任は除く)。
しかし、被保護者が成長し、いつまでも被保護者でないという事実に気付き、「あの女性」と「現在の薫」の間に連続性を認めたというのは、重要な変化ですなぁ。


さてさて、これだけ派手にドタバタしたあげく、オチはどういう風につくんでしょうか? ギャグ回としておとすのか、しっとりといい話なのか、はたまた本筋にかかわるようなシリアスになるのか?

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