幻影の肖像(7)の感想
2010.10.14 Thu 01:39
米田鷹雄
というか、地下がフェイクで屋上にいたというのがフェイクで、実はやっぱり地下流路とは。
吹き飛ばされたというのも、ヒュブノで精神的打撃をうけただけで、物理的ダメージを受けたわけではないようですね。
二重三重に翻弄しているのか……さすが兵部。
ユーリにとって、局面打開のキーとなるかと思われた、ハンゾウとナイも真木と紅葉により撃退。ってか、真木さんかっこいいじゃないかw なにか、颯爽と戦闘している真木さんって、すごく久しぶりな気がするんですがw いつも兵部に苦労しているばかりなので、鬱憤も溜まっているのか?w
ともあれ、兵部はユーリという人格を破壊しただけなのか?
あかされたユーリ誕生秘話をみる限り、ユーリは母が望まぬ試験管ベイビーだったということのようです
生まれからして、黒い幽霊という組織のための道具で、その道具として都合のよい記憶と人格を与えられたのがユーリだったと。
兵部は「神は自分だけ」と豪語して対立する相手は超能力者でも容赦してこませんでしたが、このユーリの生い立ちを知っていたとすると、怒りはユーリではなく超能力者を利用する黒い幽霊に向けられていて、悠里は、パティと同様に解放して保護する対象だったということでしょうか。
ただ、気になるのは、ユーリが最後にまぶたに浮かんだのが自分に向けてブーストするチルドレンの映像だったこと。これは、ユーリという仮想人格による縛りが悠里からとけるという意味なのか、ユーリ自身が自覚的に解放されるということなのか、それとも未練(執着)なのか?
余談ですが、なんとなく、チルドレンはおキヌちゃんのやさしい除霊、兵部のは美神さんの力業な除霊と言う対比が思い付いたw
あと、もうひとつ、トピックとしたいのは、ユーリの生まれかたにより、超能力には遺伝的な要素があることも初めて明示されたことでしょうか。父母を選べば、高レベルエスパーが生まれると言うことですからね。今までは普通人に急に超能力者が生まれるという描写ばかりでした。これだと、兵部のいうエスパーだけの社会というのが不可能だったんですよね。超能力者の子供が超能力者になるとは限らないわけですから。
でも、今回の提示で選択的に超能力者を生めることがわかったので、この矛盾が回避できそうです。
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