スタンド・バイ・ミーの感想

2011.05.10 Tue 02:19
米田鷹雄


しかし、今回はそれが裏目に。
新キャラ・ギリアムが二人を洗脳……というか、これはどう解釈すべきなのかな。
単純に再洗脳なのか、洗脳を呼び戻したのか。後者だとすると、ブーストでも完全には洗脳がとけてなかったことになるから、違うのかなー(パティの場合は危ないかも)。
再洗脳だとすると、過去の記憶を蘇らせることで、精神的にインパクトを与えて、それを利用して洗脳っていうことなのかなぁ

今回はバレットが踏みとどまったり、まだブーストの残留思念?が残っていたりと、ブーストが優勢だった様子。
でも、レアメタル結晶を回収して、さらなる分析をすすめられるようだと、ピンチに?
特に完全なブーストができなかったパティはヤバイのかも。
まあ、必殺技が一度、破られて、新・必殺技になるのは、少年漫画のお約束ですな!w

少年漫画といえば、今回は、少年漫画フォーマットなエピソードでした。
元々、少年漫画の文法からは外れていると椎名先生自らが言われている絶チル。
でも、今回はヒーロー・バレット、ヒロイン・葵、対立を強制された親友・ティム、裏には悪の黒幕。ヒロインを救うために戦うヒーロー。もうこれだけでも完璧な少年漫画の構図。さらに、記憶をなくすという「都合のいい」状態で「味方側」になったバレットが、真実を知った上で、それを乗り越えるという展開も少年漫画のそれ。

さて、グランドシナリオとして考えると、この作品に少なかったボスレベルでの「純粋な悪役」、ギリアムが登場。
兵部やファントムドーターは複雑な背景を背負って、一概に悪とはいえない存在でしたし、普通の人々は、特に初期にはコメディタッチで書かれていました。
これだと、組織を潰しにかかったとしても、単純な勧善懲悪にはおとしこめません。
でも、ギリアムに対する場合は、パンドラとバベルは共同戦線が期待できますし(今でも一部はそうですが)、「やっつける」のに躊躇ない相手ということになりますからね。
中期的にはギリアムに対する勧善懲悪的な展開(悪役からの強まるストレス→悪役退治によるカタルシス)が続きそうです。

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