THE UNLIMITED 兵部京介 #01

2013.01.09 Wed 02:16
米田鷹雄


ストーリーは、兵部が、とある国にわざと捕まって、そこに捕まっていた少女、ユウギリを奪還するというもの。
その過程で出会ったアンディ・ヒノミヤをパンドラの仲間に加えます。
しかし、アンディは潜入捜査官(USといっていたから、コメリカ?)。その事は兵部も真木も気づいているようだが……?

という感じ。
「とある国」は、ユウギリが捉えられていたのが、旧陸軍超能部隊の設備跡らしいので、東南アジアか南洋諸島でしょうか。

物語構造としては、視聴者の視点はアンディにおきながら、アンディの超能力とユウギリの存在の秘密、そしてパンドラと兵部そのものに迫っていくということなんでしょう。

さて、面白いなと思ったのは、絶チルの最初が、チルドレンによる計測シーンでチルドレンの力を示していたのに対し、この作品では、兵部が実戦でそれを示すシーンで、相似関係になっていること。戦車とばしたりするのも一緒ですな。
でも、それがただの測定か、本当に人殺しをしているのかが大きな差。
人がバンバン死ぬのは、パンドラ側描写になれば当然ともいえますが、最近、諸処の事情で能力者同士の話になってしまっているので、「ノーマルvs能力者」という作品の根幹にある部分を改めて提示しなおした形ですね。

また、兵部が自分のリミッターを解除する(普段、リミッターしてるのは、老化して体力が衰えているから?)のにバッジを開店させるのは、昔の特撮モノみたいですねw

他にも、学ラン着用権とか、兵部ストラップとか小ネタもあって面白かったw

というわけで、単体作品としてはなかなか良い感じだったと思います。

で、絶チルのスピンオフとして見た場合ですが、私はこれは「絶チルだ!」と思いました。
上記しているようなものや、陸軍超能部隊時代の写真、「クイーン」という単語などなど、本編とのリンクがあるのももちろんです。
しかし、前述もしましたが、絶チルの世界観の根幹である)差別されるエスパーと弾圧しようとするノーマルの関係というものを描写したのが、絶チルの世界だと強く意識させられたからだと思います。得に、最近は原作でもノーマルからの差別という麺では描写が薄くなっていましから(チルドレンの黄金時代なのでしょうがないんですが)。

というわけで、滑り出しは上々だったかと。
あとは#2以降に期待します。

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