131th sense.「オーバー・ザ・フューチャー(1)」の感想

2008.05.30 Fri 00:44
米田鷹雄


 導入部は連載初期を思わせる事件とそこにかけつけるチルドレン。
 一方で、制服を使ってチルドレンの成長も示すことで、チルドレンの「過去」「現在」を同時に描写していますね。「成長」という要素があることで、「未来」も俯瞰させるのがさすが。
 また、そこに皆本へのチルドレンたちからの絶対的な信頼というのが大きな鍵になっているわけで。

 が、どうも最後の場面では皆本は「犯人」に記憶を奪われたようですね。どの程度の記憶を奪われたのかがポイントになるのでしょうが……やはり、チルドレンとの記憶を奪われて、築き上げてきた信頼がリセットされてしまうところからになるのか? それとも、別の記憶を植えつけられて、信頼度マイナスからになるのか? はたまた、伊号の予知だけ忘れてしまうのか?
 今回の相手はパンドラでも普通の人々でもなさそうですし……黒い幽霊? ちょっと違うような気もしないでもないが……

 さて、タイトルの「オーバー・ザ・フューチャー」はいうまでもなくアニメOPからの引用でしょう。そのタイトルからしても「最終回」っぷりがわかりますね。
 また、薫の「ツンデレ」はどう見ても中の人ネタですねぇw
 それに、チルドレンと別行動で、皆本が犯人探しをするというのは、小説版の構成と似ているような気がします。
 メディアミックスが、椎名先生にフィードバックされて、新たな刺激になっているかもしれませんね。

 さて、今後の展開、意外な結末とは、どんな結末になるんでしょう??

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