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アニメ第7話、感想

今回は「普通の敵」(2巻)が原作。

冒頭にはオリジナルで、学校のシーン。
学校を休んだチルドレン。東野は、ドッジボール相手の不在を残念がっているだけなのに、ちさとは疑問をもつ。
これは、小学生男子と女子の精神年齢の差?w

これ以降はほぼ原作通りにプロットですすむ。
でも、局長が……w
皆本がいうまでもなく、日曜の朝から教育に悪いですなw

酔っ払い二人のコスプレがバベル二世じゃなくなってるのは、大人の事情かと思ったら、椎名先生側のストップだったんですね。
代替案の元ネタは……一人は仮面ライダー? もう一人はBLEACHの死神?

「我々は普通だ」という決め台詞は、やっぱり台詞で聞くとなおのこと面白い。
皆本も深刻そうに「普通の人々か!」と驚愕してみせるのも輪をかけるw

ここで、「普通の人々」がECMに絡んで「軍」って単語を使ったのが気になった。
今まで、軍という単語はでてこなかった筈。避けているのかとも思ったんだけどな(「生々しい」から)。
設定としては、あのECMは軍がつくったものにバベルが協力しているということになるのだろう。それで、軍に「普通の人々」の協力者がいるということになる。
説明がないから、ちょっとわかりにくいけど。

皆本を拷問するのは、普通の食堂のおばちゃん、普通の年金暮らしの老人、普通のサラリーマン、普通の公務員、普通の学生……みんな普通じゃないところがいいですなw
しかし、皆本の拷問シーンの直接描写はなかったのに、薫への殴打シーンがあったのにはびっくりした。
やっぱり、動画でみると痛々しさが増す。

一方で、冷静さを強調する葵と、それに「なるほど」という紫穂は、原作通りなのだけど、今にしてみると逆ではないかとおも思える。
もっとも、椎名先生によると「恐怖心と向き合うことができずに冷静を装う葵」と「怖くてたまらないからこそ相手を威嚇する紫穂」ということですね。
特に紫穂は、今までいざとなれば超能力で相手の考えを読めていたものが、急にそれができなくなったという事態は、非常に恐怖を感じておかしくないところ。それでも、取り乱さないのは、今まで多くの心を読んだ結果、年齢以上に練成されていしまっているゆえかな。
それにしても「紫穂が「普通の人々」にすごむ台詞は児童虐待への憎しみを込めて書きました」という椎名先生のコメントは重いですね。単にチルドレン同士の絆の深さを示しているだけではないと。椎名先生も子持ちだからなぁ。

戦闘シーンは、原作より尺を伸ばしたり、紫穂と葵を参加させたりしているためか、ちょっと演出が甘い。
周りに銃弾が飛び交いまくってから、薫のシールドが展開されるんじゃ遅いよw 
それに、ECMのそばにいるなら、紫穂が読み取って機械を操作、ECMを止めることができるはず。むしろ、ECMとチルドレンの間に普通の人々が阻止戦を張らないと。
葵のテレポートでECMの近くまで移動するくらいの芸は見せてほしかった。
っていうか、ECCMがやばくなったところで、葵のテレポートで逃げれば逃げれたのにねw

原作と異なるという点では、前半のバベルがECM研究に手を貸す理由について皆本とチルドレンが話すシーンで、皆本の「説明」がかなりカットされていましたね。
このあたりは「原作では例の予知を見ているため<超能力の抑止>についても思うところのある皆本ですが、アニメでは心から薫を信じて、迷うことなく子供の側に立って戦ってます」ということによる変更なのでしょう。
前の話で学校にいくことにも成功してますしね。

ラストの銃撃シーンで、皆本が薫の前に出てかばおうとするシーンもそうした変更に基づくものでしょうか。
これは原作より皆本の想いが強く伝わり、直後の薫の「爆発」により説得力を与えていて、よかったと思いました。

結末では「オチ」がなくなって、かなりシリアス寄り。
あのオチ、好きだったのになーw それとも椎名先生のストップなのかな?
いずれにせよ、、シリーズ構成としては正解だと思います。
振り返ると、前々話で普通の人々のテロが登場し、前話では学校を舞台に、ノーマルとエスパーの日常レベルで衝突や食い違いがあることを示しました。今話では普通の人々の本格的なテロを描写し、あくまでシリアスに終わらせました。
これで、次回は兵部の登場ということになると、彼と彼の率いるパンドラのエスパー優性思想(反普通人思想)に一定の説得力が出ます。
パンドラの思想を「魅力的」にしておかないと、そこで揺れる薫の行動にも説得力がでませんからね。

ということで、次回は兵部の登場ですが、どうやら、まだ刑務所にいるようですね。
度々、抜け出していたという原作設定を生かして、今まで活躍していたのか。なるほど。

ところで、今日はちょっと作画が不安定気味なところが見受けられましたね。
頑張れ、スタッフw

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