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アニメ第44話、感想

キャリー編の後編です。

うーん、原作ファンとしては、ちょっと評価は辛い。
チルドレンを出すために時間軸を変更したのはしょうがないところ。
キャリーとキャロライン、キャロラインと皆本の関係性の省略もストーリーの単純化にはしょうがないかなぁ。
でも、そこで消化しきれなかったという印象。

ただ、キャリーが初対面で皆本に「天使の羽根」を見たことがないと、別れ際にサイコダイブする意味が見出せない。
また、キャリーが、ここまで周囲に迷惑をかけて覚醒する理由が弱い。原作の、別れのためにキャロラインの好意があってというストーリーのほうが自然だと思うのだが。

また、過去において、皆本がキャリーと恋愛関係だったことが弱められているので、原作と同じラストシーンなのだけれど、悲恋性、愛しているがゆえに分かれなくてはいけないということが薄くなってしまっているのが残念。
それがあってこそ、「君さえいればそれでいい」と言えるかどうか。椎名先生によれば、これが未来を変えられるかどうかの分水嶺という部分が生きてくるのに。

あと、個人的には、コメリカの反応というのが(グリシャムは考えるところがあったようになっているものの)、違和感があってダメでした。コメリカをステロな悪役にしすぎだし、リバティベルズのかきかたももう少しやりようがあったと思うのですが。
むしろ、ロシアかどっかがキャリーを拉致しようとしているとかにしたほうが、スムーズに描写できたんじゃないかなぁ。

一方で、面白かったのは、兵部の参戦ですね。
アジトで一緒にくらせばいい、というのは、エスパー(キャリー)を助けたかったのか、皆本を助けたかったのか、チルドレンと皆本の離反を狙ったのか。
しかし、エスパーのためにも真剣な皆本のことを彼なりに思うところがあるのかもしれないと想像させるところはありますね。

また、グリシャムvs兵部もよかったですね。
グリシャムの能力と経験なら、確かに兵部と互角にわたりあえても不思議ではない。
今回はグリシャムが有利だったものの、最終的にヒュノブは地力で解けたようにも見えましたし、引き分けですかね。

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