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幻影の肖像(8)の感想

長いシリーズになった今回。8回までいくのは、あまりなかったと思います。

今回は、一言でいえば「パンドラ無双」ということでしょうかw

前回の兵部の“攻撃”は、やはりヒュブノより精神的打撃によって「ユーリ」のみを攻撃しようという意図でしたね。
ただ、これでユーリを「殺せた」わけではなく、弱めて「封印」ということにとどまったようです。
これは、兵部といえども悠理を傷つけずにユーリを滅ぼすことまではできないということなのでしょう。

そういえば当初、皆本が局長の「過剰警備」をやめさせていましたが、もし、あれがあのままだったら、兵部もユーリを密かに連れ出すことはできなかったでしょう。
期せずして、皆本は兵部を助けたことになるようです。
ユーリの運命と重ねられた劇のエンディングを褒めたのも、兵部のやったことをほめているように見えるのもミソですね。
これは、もし、皆本でも同じようなことをしただろう(チルドレンのブーストででしょうが)ことを暗示していて、裏表の関係だった二人が一致点にいるというのも面白いですね。

でも、どうしてそういう結果になったのかは考察しどころw
兵部は黒い幽霊を憎んでいるわけで、そこからするとユーリを殺してもおかしくないところ。
そうしなかった理由として考えられるのは

1・未来に繋げるために悠里の存在が必要だった
2・悠里は「被害者」で、普通人に虐げられる超能力者を救うというパンドラの理念に従った
3・チルドレン&パンドラチルドレンの「友人」の存在を抹消することをためらった(知られると反発されるということも含めて)
4・黒い幽霊を更に引き出すためのエサとして残した。

なんてあたりが考え付くところですね。
2と3あたりが有力かなぁ。

ただ、2だとしても、兵部の考えは今までと何もかわっていないのかというと、そんなことはないように思う。
なぜなら、ユーリのことを「普通人に利用された超能力者」ではなく「親に利用された子供」という枠組みを優先してとらまえたからです。以前なら前者の見方で判断していたでしょう。それが、親子という普遍的な関係から見ることができるようになったということは、進歩なのだと思います。

ただ。劇とは違ってユーリは封印されただけ。本当に生まれ変わったわけではない。
黒い幽霊もほうっておくわけもないですし、ナイとハンゾウだけでは守りきれなさそうですし……。
まだまだ波乱がありそう。


さて、おまけ。
劇を丸投げされた、カガリは、カズラに「兄者!」といわれてましたねw
これ、以前に不良に超能力を使おうとして薫が止めに入った時と同じですよねーw
カガリは、兄者といわれたすい体質をもっているのでしょうか?w

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