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600万ドルの男の感想

えーと、どうにも忙しくて、個別にかけなかったので、エピソードとしてまとめて。

エピソードタイトルだった600万ドルの男とは、アダムのことかと思っていたのですが、皆本のことだったんですね。後述する「世界最高レベル」というのが具体的な価値をもって語られているというわけですな。まあ、皆本は日本政府への借金が大きいからなー。F-22は1機約1億5,000万ドルっていうから、ちょいと600万ドルでも無理ですなw

今エピソードは今までの復習と現在の立ち位置の確認という、総集編的意味合いがもつエピソードだった気がします。

復習、といったのは、皆本がアダムに対するアプローチをしていく過程は、皆本がチルドレンたちとの積み重ねてきたことのおさらいになるからです。
そして、訓練された超能力者には、最新兵器といえど、簡単には太刀打ちできない。
また、高レベル超能力者というのは、精神的に難しい立場になりがちであること、社会的には普通人との対立がおこりがちであることというのも何度目にもなりますが、示されました。
逆説的な提示でありましたが、高レベル超能力者には「100%」ということはないというのも復習といっていいかもしれませんね。

一方、立ち位置の確認というのは、現状の説明ということです。私がそう思ったのは以下の点。

・皆本が世界有数の超能力調教者(違)と認められているということ。これは、後にチルドレンが離反したことの普通人側へのショックが大きくなるということにもなるし、し、誰にも修復不能であるということを意味します。
・超大国コメリカが超能力者においては遅れをとりつつある皆本の留学時代からの状況がかわっていない
・日本のバベルの超能力者と普通人の関係が例外的にうまくいっているということ。コメリカの政府上層部ですら、「超能力者の駆け込み寺」としてのパンドラを認識し、浸透している。
・皆本が一方的にチルドレンを導くという立場から、皆本とチルドレンが並び立つ立場になりつつあること。

ということで、黄金時代のチルドレン周辺に比べて、というかそれが世界的には例外で、超能力者に対する厳しさを増していることでした。
なにせ、私はこのエピソードを読み始めた当初、DSのゲーム「第4のチルドレン」を思い出しましたんですが、それよりもアダムはずっとめぐまれた環境にいるわけです。それでも、これだけの状況に追い込まれてしまうわけで……。厳しいですよね。

ま、そういう話は別として、アダムが男だったのは、女だとチルドレンはむしろ妨害しにいっちゃうからでしょうかね?w
おかげで、男むさい話になっていたわけですが……私は好きですよ!w
兵部は、アダムをマークしていたから、状況が厳しいというのがわかって、チルドレンをつれてきたということになるのでしょうが……それは、誰のためだったのか?
グリシャムのセリフと兵部がそれを否定しなかったことからすると、皆本を助けたように解釈できますが……。あの全滅EDを回避するためには、今は皆本を助けておかねばならないという判断なのか、もっと感情的ななにかがあるのか?

ま、このエピソードはグリシャムが渋くて格好よかったのでヨシです(そこかい)

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