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今年後半の絶チル

どうにも間隔が開いてしまいましたが、今年後半の絶チルの感想を軽く。

過去編(ジェネレーションゼロ)は、“未来編”と対比させるための伏線だったんですね。
ですが、この“未来編”において、絶チルはキャンペーンシナリオを大きく変更したと感じました。

第1巻から提示されていた未来とは、新人類vs旧人類というような、新人類スラン以来の伝統的SFテーマに基づいた対立に見えました。
これは人種差別にも似たもので、簡単には克服できないものです。

しかし、普通人vs超能力者のカタストロフィは、黒い幽霊によって演出されたものであることが明らかになりました。
つまり破局回避のための「倒すべき敵」というのが設定されたことになります。
SF的王道から少年漫画的王道へスイッチしたように思えるのです。

そして、こうなると、黒い幽霊の「目的」が気になりますね。
超能力者を道具として金儲けをする戦争商売人のようなものかと思っていたら、カタストロフィまでもっていくとなると、それでは説明できません。
あるいは、超能力者への恨みが大きく、超能力者とそれに融和しようとする普通人の両方が憎かったのでしょうか?

現在連載中のエピソードも着地点が予想できませんし、今後もストーリーが気になります!

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