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絶対可憐チルドレン・THE NOVELS

次々と現れる絶チル、椎名先生関連のアイテム。
今回は、小説版です。
まだ最新刊なので、ネタバレはしない方向で。
とはいえ、感想を書くとちょっとずつは中身にふれちゃうので、以下は注意してください。

絶対可憐チルドレン・THE NOVELS B.A.B.E.L.崩壊(ガガガ文庫 み 4-1)絶対可憐チルドレン・THE NOVELS B.A.B.E.L.崩壊(ガガガ文庫 み 4-1)
椎名 高志
小学館 2008-05-21

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三雲氏はデビューはラノベですがほぼ同時期に日本SF新人賞を受信したり、ハードカバー本も出している作家。キャリアも10年近くなります。
それだけに、文章の密度も濃い。
絶チル小説版はSQ文庫だったら二分冊だったかもw(同時に復刊されたGS美神小説版はSQでは二分冊だった)。

今回のノベライズ、当初はアニメ化合わせの企画かと思いましたが、あとがきによると、三雲氏側からの企画で「原作のノベライズ」としてスタートしたということでした。
確かに、アニメ化から企画進行したにしては早すぎる感はありました(アニメはスケジュールキツイとかいっているのに)。
そして、三雲氏から言い出したというだけあって、原作11巻時までの設定が非常によく読みこまれてます。
その一方でプレコグの集合予知システムに独自解釈を加えている面もありますが、それが鍵となる事象を説明するために使われているなど、使い方がうまい。

で、前述したように漫画版のノベライズということで、原作版の設定に準拠しています。よって、というべきか、プロットもハードなものです。
原作中で書かれていない背景を膨らませて政治や軍事を絡めてくるというのは、二次創作でも散見される手法ですが、やはりプロの力量はすごいですね。
さて、ストーリーとしては大掛かりな事件、敵も味方もオールスターキャスト揃い踏みという感じで、いってみれば映画版のようなつくり。
表紙、折込カラー、イラストもすべて椎名先生書下ろし。

原作ファンなら、十分に買い!ですね。

ちなみにGS美神ファンにはニヤッとできる台詞が一つありましたw

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