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ファントム・イン・パラダイス(3)の感想

いやー、生モノの本人バレは厳禁ですぜw

さて、空港で奮闘するバベルのエスパーたち。
豪華な面々での地道な作業ってのははじめて描かれたかな。こういうシーンでほぼ一回を埋めるというのは、世界観に厚み、リアリティを与えてよいですね。

それと今回、超能力についても一歩踏み込んできました。
今まで、絶対可憐チルドレンという作品内の超能力は物理的にすごい力(物理法則は無視しているけど)という扱いでした。例えば薫のやってきたことは10万馬力のアストロボーイが完成していれば、それにかわってもらってもよかったわけです。

しかし、今回、超能力は因果律を脱する力であると説明されました。
局長の話によれば、物理的な力ではミクロな結果はかえられても大きな流れを変えることはできないとされました(このあたりでGS美神の時間跳躍能力の説明を思い出したりw)。しかし、その因果を不可思議な力たる超能力なら断ち切ることができると定義つけました。
で、その因果律の強さを示す後付け設定…いやいや、バベルの予知技術の進歩も登場。任務の困難さをわかりやすく示すとともに、チルドレン出動におけるどたばたを今後はやらずに事件そのものを描くようにする…とかいうと考えすぎ?w

この運命を変えるパワーというのは、カタストロフィのな予知を変えられるかもしれないという希望として、表現されてますが、普通人の立場になって考えれば、実におそろしいことです。良い運命だってエスパーによってねじまげられ、ことによっては良い運命はエスパーたちに独占されてしまうのかもしれないのですから。次第にあの未来へ近づいてもいるともいえるわけです。
不二子のカットインといい、こうした厚みは長期連載の強みですねー。

さて、ファントムはやっぱり、誕生会を成功させることが目的だったみたいですね。
手段は選ばないほど、チルドレンに惚れているようでw
この犠牲をいとわず目的実現のために飛行機をおとそうとするのは、「ファントムメナス」のパンドラと重なりますね。
そして「部下」──もしくは「人形」も初登場。
ファントムは全力で予知を発生させるようにしないと意味はないわけで、次回、激戦必至か?

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