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キャット・ウォーカー(6)の感想

サプリメントはユーリの「人格」についての整理。
ずっとおっていればわかることですけど、長期連載ですし、少年誌ですから小学生なんかでもわかりやすくしたほうがよいですからね。
こういうことができるのは、サプリメントの優位ですねー。

本編では、ついにフェザーがとらえられることに。
どうやって精神体をとらえるのかと思ったら、フェザーの意志が宿るレアメタル自体をおさえるという方策に出ましたか。
考えてみると、1人の肉体に複数の人格があるというのはキャリー、レアメタルに意志が宿るというのはインパラヘンで示され、またレアメタルでなくてもというのも記憶には不完全なところがありながら宇津美ということで、段階を経て世界設定として開示されてきていました。
フェザーはその集大成として登場してきているのでしょうか。

そのフェザーは兵部がかつて閉じ込められていた刑務所地下特別房を改造したところに封印。っていうか、兵部の収監はあきらめたのか?w
不二子の隣には兵部が、というこのコンビは並ぶとしっくりしますよね。ルパンと銭形のような関係だw
兵部の言動から「伊-八号」の存在をかぎとる不二子ですが、これは伏線? そして、兵部は「間違い探し」をずっと続けていることも明らかに。未来が変わってきてるというのは、どっち方向になのか、それは兵部が望むものなのか否なのか。

最近、私は兵部が積極的に介入したからこそ、あの未来があるのでは、と仮説をたてています。 そして、彼が変えたいのは、エスパーが勝利する世界とその上でのチルドレンの平和という、より極右な方向へ変えたいのかと。そして、もし、兵部が介入しなければ、あの破滅的な未来はもともと、こないのでは?と。

まあ、それはそれとして、不二子と兵部のタッグによりフェザーの正体はあかされるのでしょうか??


さて、高校のほうでは夢見るパティ。これはファントムが出撃するために「催眠をかけられていた」と解釈するのが適当そう。
あまり801以外の自分の感情を顕にしないパティですが、やはり「救世主」の記憶はあるということですね。
目覚めた時には全員集合。そして、こちらも目覚めた「悠理」が感情の振幅をファントムから受けたのか、涙を流します。
このシーンでは、パティ、バレット、ティム(のデコイ)が揃っているのですが、かつて玩具として一方的に従えていた相手です。
しかし、彼らはすでに黒い幽霊の軛から開放されて自立を果たしている。逆にファントムはお父様の軛から逃れられずに苦しんでいる。
強者と弱者の逆転がおきているわけですね。
そして、その軛の重さを知ったからこそ、贖罪ともとれるようにこのシーンが演出されているのだと思います。

さて、今回、パンドラチルドレンにもデコイが用意されたことが明らかに。
局長と皆本(それとおそらく賢木と谷崎も)は、エスパーを救うという大原則をあくまで貫こうとしていることを行動でも明らかにしていますね。クーデターおこしそうになったりしてますけどw、局長と皆本はやはり同士なのですなー。
そして、このデコイは、元祖・影チル計画担当者、九具津の手によってコントールされることになりそうですね。新旧人形マイスター対決(動きとかディティールとかそういう意味でw)もあるのか!?w

でも、こうした中学時代の「黄金期」があるからこそ、ミオのためにバベルを裏切ってしまうことにつながるんだろうなぁ……深い。

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