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アニメ第18話、感想

今話は原作第5巻ガールフレンズ(1)〜(4)でした。
ほぼ原作通りのテンポでしたが、してみると4本分でアニメ1話にしかならないともいえますなー。

今回の話は、椎名先生によると
「薫は嫉妬しているのではなく、子供時代の終焉を恐れてます。口ほどににもなく、男女のつきあいなんかまだ遠い未来のことだと思ってたのです。それが突然目の前で現実味を帯び始めたことがショックで、まだ幼児をひきずっている本性を現して、だだをこねまくって暴走しちゃう。葵と紫穂も、火下くんや黒木くんが好きな訳じゃない。彼女たちの内面の性がまだ未熟で、でも思春期直前であることを描写した物語です。サナギの季節というか、そういうムズムズした感じ。」
ということです。
えー、これほど端的に解説されてしまうと、考察の余地はありませんねw

で、薫は皆本との行動を「デート」と感じなかった点は、確かにそういうあらわれとして受け取れます。
一方、葵と紫穂は……んー、どうだっただろ?

演出的には、絵コンテがナベシンらしく、他の人間ではやらないようなキャラ絵の崩しをやってきてますね。
このあたりはセルの枚数を減らしつつそれをあまり感じさせないという観点では優秀な絵コンテなのかもしれません。

また、チルドレン5才の回想シーンも原作とは違うタイミングで入れてましたが、ペースをおちつかせるようなうまいタイミングで入れた思います。

改変部分では、紫穂が銃を向けるのがカットされたのは、まあ、やむをえないでしょう。
葵の壁埋め込みがカットになってるのは今ひとつわかりませんが、あれはなんかヤバイんでしょうか?
皆本が当初は局長のたくらみを知らないというのも、だから止められなかったという意味では自然かも。

一方、未改変部分で間違いがあったのは「骨伝導マイク」。いわゆる喉あてマイクのことなんですけど……これはナベシンが失敗したんだろうな(苦笑)

さて、問題はヲチ近くの処理。
原作では「悪者」は誰もいないという感じなんですが、今回の演出だと、局長は完全に悪者だし、Aチームも最後に辛うじてフォローが入ったとはいえ悪者に見えすぎて今ひとつだったと思います。
また、「すきな子」が薫だというのもわかりにくかったんじゃないかな。
それに、原作ではあった振られた男子たちへのフォローもないし……もっとも、原作でもこれっきりだから、あえてキッパリのほうが辻褄はあうのかもしれませんが。
力が出ない薫の「にゃ〜〜」も見たかったのにw

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