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パンドラ・リターンズ(5)、感想

本編には登場できない悠里が、落下する人工衛星を見ている表紙は、009のパロですね。これ、GS美神でもやってましたから、やっぱり椎名センセ、好きなんですねーw

やはり、人工衛星おとしは、バベル側の動きを封じるためでしたか。
それを逆手にとって、精密誘導する不二子はおそるべしだがw

超能力復活とともに、動き始めた超能力戦……というところで、パンドラ乱入で決定的優勢かと思いきや、さらにバベル側が乱入で形成再逆転。
まるで、WWE(アメリカンプロレス)のようだw
しかし、これだけの目にあっても、再度、暴走させようと試みる紫穂、

最終的には、ヒロインズ&元ヒロイン?wに囲まれた兵部。
本人も苦笑するくらいの大ピンチですが、たんにボコられるだけなら、ここでは引かない筈。まだ転回があるんでしょう。

さて、今後のストーリーの影響についてのポイントとしては紫穂が、伊号の予知の中身(伊号のプロテクトについては以前にも遭遇したことがあったわけですが)に気づき、皆本がそれを知りながら、自分たちを見守っていたことにも気づいたところでしょうか。
中学生編に入って、皆本×薫が強化されてましたが、ここでまたぐっと皆本×紫穂が強化された感じ。
また、椎名先生のブログによると真木=ロデム、紅葉=ポセイドン、葉=ロプロスだそうですが、以前のとらのあなの特典によると、チルドレン側も紫穂=ロデム、葵=ポセイドン、薫=ロプロスという話もありました。
皆本の意思を理解した紫穂は、バビル二世に対するロデム、兵部に対する真木のように皆本の側近、ブーレンの立場にたつことになるんでしょうか?

また、賢木が口にした「観察者効果」も気になるところ。
この言葉を聞くと「シュレーディンガーの猫」を思い出しますが、今回の場合は社会科学的な文脈ですね。「見られていると意識したときに行動が変化する」というやつ。
ただ、今までの予知には「予知を知って対応したこと自体で予知が発生する」という現象もありましたし、伊号の予知は事前に知っていても回避することができなかったものばかり。ちょっと予知があたらない理屈としては弱いか。
一方で、兵部がなぜ予知を予知として放置しないで干渉するかという回答は、これに関係するのかもしれないとも思ったり。

いずれにていも、皆本+紫穂を傷つけようとしたと理解したチルドレンたちからのパンドラの評価は最低におちたわけですね。
兵部は、葉の暴走だったんだと説明して、とりあえずの誤解をとくことができるんでしょうか?
パンドラを単純に「敵」認定できるのであれば、“黄金の”中学時代は続くことになりそうですけど……

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